お客様から、ねずみ駆除剤(殺鼠剤)の効果について、よく質問があります。
もちろん成分の強いもの、強力なねずみ駆除剤(殺鼠剤)は効果があります。
ねずみは死ぬでしょう。
一方で、効果のないものもあります。成分の弱いもの、毒性の弱いものです。
当然といえば、当然の回答になってしまうのですが、しかし、この「効果のある」「効果のない」ねずみ駆除剤(殺鼠剤)は両方とも問題があります。
■毒性の強い強力な、ねずみ駆除剤(殺鼠剤)について
当然、強力なので、ねずみは死にます。ただ、どこで死ぬか分からないのですよね。
こちらは過去のエントリーも参照してください。
「強力な殺鼠剤をお勧めしていない理由」
どこで死んだか分からないねずみ、悪臭だけを放つその死骸、放置して腐りきり、からからに乾くのを待つしか無いのでしょうか…
途中、蠅が発生したり、
それだけではなく、ネズミやねずみの巣にとりついていたダニやノミ… さあ、次はどこへ…
(当然、人間です。)
こういうことなのですね。安易に強力な殺鼠剤を使う弊害があるのです。
■毒性の弱い、ねずみ駆除剤(殺鼠剤)について
これはかなり問題ですね。
ねずみを殺せないばかりか、スーパーラットを生み出す原因となります。
スーパーラット… 聞いたことはありませんでしょうか。
スーパーラットというかキラーラットですね(笑)
スーパーラットについては、こちらもご参照ください。
「薬剤が効かない!?スーパーラットの恐怖!!」(外部リンク)
駆除剤に耐性の付いたねずみのことです。
弱い駆除剤を食べるうちに、耐性が付いて、それが交配、繁殖を繰り返し、形質が遺伝されていくうちに、
駆除剤が効かない「スーパーラット」になってしまうんですね。
スーパーラットは強いので、自分自身には毒性がなくても人間には害毒となるウィルスを保有しているとも言われています。
こうなると、もう本当に捕まえるのにも注意が必要ですね。
こんなねずみと一つ屋根の下で寝食を共にするなんて絶対に嫌です。
スーパーラットは安易な駆除剤の使用によって都会で増えています。
より強い害獣を人間が生み出しているんですね。
だから安易な駆除剤の使用を私たちは戒めているんです。